満月の夜…隅田川から月島の方を眺めるとうっとりするお月様がビルの谷間からぽっかりと顔をだしました。美しい。日々ふつふつ湧き上がる怒りに振り回され駆り立てる感情。そして行き着くほぼ無意識なルテイーンの中、皆が我に返ったように、ふと立ち留まり目を向け感嘆を漏らす程、本当に美しい…
世界中この同じお月様を眺めているのでしょう…そして、私はここ、経緯度ここ以外どこでもない、ここ。今、ここ。生きている。私は生きてるって感じた。生きてるって？呼吸をして、意識を今、この一瞬に意識を向け、すっと深い睡眠から眼覚めるような、酸素が大河のような血管を流れ、毛細毛管にも…体中の隅々を飽和する。呼吸を…吸って、吐いて…そして自分らしさを眉間から光を放つ…その光は徐々に増し暗闇の中を明るくしていく…光。
光に魅せられながら、川を越す。この川が何かの境目なのであろうか。母の居る世界は怖い幻想が映画のシーンのようにたまに折れ込まれる、度々私達には見えない不安で怯えている。河を越えた向う岸の違った世界が視野に入る。
この夜景を見せたら安堵という感情が戻ってくるのであろうか。溜息をもらすような美しさ…自然の美は寂しさ、不安、怖れなどの要らない感情から人間を救ってくれるのであろうか…
不安なく、穏やかな日々を送り、安心して美しい、楽しい夢を見れる眠りの世界が毎晩であってほしい。そして起床後は待ち遠しいウキウキ、ワクワクが待ち構えている、日々…
夢なような世界：）
Here & Now & nowhere else but right here. Crossing the River, Sumida.
